Black Swan (コクチョウ)
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● ブラックスワン:Black Swan
ボタニックガーデンで出会った。
でかい。
ツガイでヒヨコが1羽で3羽のファミリー。
ヒヨコはまだよちよちである。
そこがまたかわいい。
親鳥の脚には鑑識標がついている。
ということは一度捕獲されたということになる。
どこで捕獲され、調査票が付けられたか。
この鳥、でかいだけにパワーがある。
渡鳥ではなく漂鳥とある。
つまり、飛んでいってそこがいいとなったらそこに腰を据え、もしイヤだったらまたどこかへ行くという習性があるようだ。
そこで、鑑識標がつけられて、何処へいくかの調査が行われているのだろう。
Wikipediaを見てみる。
『
オーストラリアに生息する固有種。
内陸部の乾燥地帯と、ヨーク岬半島を除く全土に生息している。
オオハクチョウなどのように渡りを行わず、季節や環境の変化により移動を行う「漂鳥」である。
オーストラリア唯一の固有のハクチョウ属であるが、コブハクチョウが移入されている。
西オーストラリア州の州の鳥。
またニュージーランドに移入されている。
成鳥は全長110cmから140cm、体重は5kgから6kg、最大で9kg、翼開長は2mである。
くちばしは赤く、先端付近に白色の斑点がある。
羽毛は全体が黒色だが、初列風切羽から二列風切羽の外側にかけてが白色である。
』
さて、素朴な疑問がある。
親鳥はその名の通り「黒」、がそのヒナは「白」。
となると、托卵でもされたか、と思ってしまう。
が、これが正常という。
ヒナは白で、成長するにしたがって黒に変わっていくという。
「なぜに白が黒に?」
やはり素朴な疑問になってしまう。
進化の過程で遺伝子的になにかあったのであろうか。
Wikipediaから、
『
幼鳥は羽毛は白色でくちばしは黒色、成長するにつれて羽毛が黒くなり、くちばしは赤褐色から赤色へと変わっていく。
』
Wikipediaから、
『
食性は草食性で、主に水草を食べる。また、水辺に近い場所や陸上でも、採食することがある。
繁殖期は場所によるが4月から9月。
つがいは一生の間、継続する。
コクチョウは大抵、湖の浅瀬か島に草を積み上げた直径約1.5mの巣を作る。
普通、毎年同じ巣を利用し、必要があれば修復したり立て直す。
通常、4-6個を産卵し、雌雄ともに抱卵する。
オスとメスは共に巣を守り、一旦ひなが飛べるまでに育つと、家族でえさを探す姿が良く見られるようになる。
乾燥期に湖沼の水が少なくなると水を求め、数百羽の群れになり移動を行う。
夜間飛翔することが多い。
英語にはかつて、無駄な努力を表す諺として、「黒い白鳥を探すようなものだ」という語句があった。
しかし1697年に実際にオーストラリアでコクチョウ=「黒い白鳥」が発見された事は、当時驚きをもって迎えられたという。
』
「夜間飛翔」するとある。
鳥は鳥目で夜は見えないという説もあるが、月夜の飛翔であろうか。
図鑑から。
『
』
「漂鳥」ということで、今年正月に東京の石神井公園に飛来している。
『
練馬の石神井公園にコクチョウ飛来 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/100106/tky1001061555009-n1.htm
東京都練馬区石神井台の都立石神井公園の池に2羽のコクチョウが現れた。同公園には昨年同時期にハクチョウがやってきて話題となったが今年は“黒い珍客”で、アマチュアカメラマンや近所の人たちでにぎわっている。
コクチョウはオーストラリアなど南半球の湖沼に生息する水鳥。姿はハクチョウと同じだが、色は真っ黒で、くちばしは赤い。
5日午前8時ごろ、同公園職員が発見した。6日も優雅に漂ったり、水に首を突っ込んだりし、子供たちを喜ばせていた。
』
『
コクチョウが石神井公園に
http://www.youtube.com/watch?v=OPSxKyl7DGg
』
[鳥誌page]
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