2010年8月31日火曜日

Spectacled Monarch (メンガタカササギヒタキ)

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● Spectacled Monarch:メンガタカササギビタキ


 また新しい鳥りに出会った。
 カメラが「J50」なのでうまく焦点が合っていない。
 ボケ気味である。
 が、一箇所、きれいに特徴をとらえた。
 首元からクチバシ横に逆U字に盛り上がった形状である。
 これだけの特徴をもつものは、図鑑の中では他にいない。

 


 和名:メンガタカササギビタキ
 漢字で書くと「面型鵲ビタキ」でしょうか。





 図鑑より。






 ビデオ。

spectacled monarch
http://ibc.lynxeds.com/video/spectacled-monarch-monarcha-trivirgatus/bird-flycatching-some-branches-stream-dusk
http://ibc.lynxeds.com/video/spectacled-monarch-monarcha-trivirgatus/adult-tree

Let's Videsco!
http://ja3cf.hustle.ne.jp/mendaka01.htm














 もう少しクリアに撮ってみたいものだと思っている。
 ついでにビデオも撮りたい。



[♢その後♢]
 なかなかクリアには撮れない。
 ちなみにこの鳥、「ジィッ、ジィッ」と鳴くことが分かった。
 ちょっと雑音的鳴き声で、この声があればその近くにいるということである。












 [鳥誌page] 



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Variegated Fairy-Wren (ムナグロオーストラリアムシクイ)

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2010/08/04 記


● Variegated Fairy-Wren:ムナグロオーストラリアムシクイ



 久しぶりに新しい鳥に出会った。
 「Variegated Fairy-Wren」
 和名:ムナグロオーストラリアムシクイ
:胸黒オーストラリアムシクイ

 「クーンババ湖畔保全地区:Coombabah Lakelands Consevation Area」へ出かけていった。
 ハーバータウン・ショッピングセンターから1キロほどのところで、住宅地に囲まれた形にになっている。

 ブルーレンがいた。


 が、それ以外に赤っぽい鳥がいる。
 形や行動はブルーレンと全く同じ。
 動きだけ見ていると、区別がつかない。
 おそらく「wren」の種類だろうと思う。
 小さくて、動きが早いので、とりあえずそちらの方に向けて何枚もシャッターを切った。
 大半は葉陰か日陰でダメ。
 その中にたった1枚あったのが稿頭の写真。
 左側シッポの下あたりが、オレンジ色に写っている。
 これが手がかりに図鑑で調べてみた。
 すぐに分かった。



 
 



 検索してみると「ムナグロオーストラリアムシクイ」のほかに「ノドグロオーストラリアムシクイ」と記しているところもある。
 胸か喉かである。
 喉から胸にかけて、ということでここでは「ムナグロオーストラリアムシクイ」という名をとっている。
 ちなみに、wikipediaを和訳にかけると「多彩なクロハラアジサシ」となり、
クロハラ(黒腹)で、今度は腹が出てくる。
 喉、胸、そして腹である。
 メスはブルーレンと同じく茶系一色である。




● オス


● メス wikipedia より


 Wikipedia 日本語訳より。

Weblio
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%A0%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%AF%E3%82%A4

ムナグロオーストラリアムシクイ は、スズメ目オーストラリアムシクイ科オーストラリアムシクイ属の鳥類。

分布
オーストラリア(ただし、ヨーク岬半島、西オーストラリア州南部、ビクトリア州のほぼ全域、タスマニア島を除く)


形態
全長13~14cm。
繁殖期のオスは頭部および耳羽は光沢のある青色。胸から首の後ろにかけては黒色だが、光の加減により濃紺色に見えることがある。腹部は白色、尾羽は青色、肩羽が栗色で、翼は褐色。くちばしは黒色。非繁殖期のオスおよび繁殖に参加しないオスはメスに似るがくちばしは黒色。

メスは亜種により差があるが、基亜種は背面、尾羽、頭部は褐色で、尾羽には少し青みがかる。腹面はオフホワイトである。アイリングは濃い栗色で、くちばしは濃いピンク色もしくは濃い栗色。
雌雄ともに脚は黄土色。

生態
食性は、昆虫色の強い雑食性で、小さな昆虫をはじめ、小さな種、果実なども採食する。
家族を基本にした5羽程度の群れで行動し、繁殖は群れで共同して行う。



 この鳥、地球温暖化のニュースによって有名になっている鳥の一つである。
 そのニュースを載せてみます。


Gigazine 2009年08月13日 18時00分21秒
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090813_birds_shrinking/

 地球温暖化の影響で鳥も小さくなっている

 以前GIGAZINEでは温暖化の影響で年々体高も体重も小さくなっていくヒツジについてお伝えしましたが、オーストラリア国立大学の調査により鳥もサイズが小さくなっていることが明らかになりました。
 これもまた温暖化が原因だと考えられているそうです。

 詳細は以下から。

Global warming causing birds to shrink - Telegraph

  Proceedings of the Royal Society Bに発表されたオーストラリア国立大学のJanet Gardner博士らによる研究で、オーストラリアに生息する8種の鳥において、過去一世紀で約2~4%体が小さくなっていることが明らかになりました。
 原因は地球温暖化だと考えられています。

 もともと赤道に近いところに生息する鳥ほど体が小さく、高緯度に生息する鳥ほど大型な傾向(ベルクマンの法則)があります。
 恒温動物の体内での熱生産量は体重に比例し、放熱量は体表面積に比例します。
 したがって温暖な地域では放熱を十分に行う必要があるから小型 (体重当たりの体表面積が大きい)であるほうがよく、寒冷な地域では放熱を抑える必要があるから大型(体重当たりの体表面積が小さい)のほうが有利となります。
 この法則に従い、温暖化の影響で高緯度の鳥も小型化してきているということのようです。

 「わたしたちの調査結果は、分布地域にもとづく鳥の大きさが変わってきていることを示す初めてのものです。今のシドニーの鳥は、昔なら緯度にして7度赤道に近いブリスベンで見られた大きさとなっています」
と語るGardner博士。

 今回の研究では1860年から2001年にかけての約140年間に採集された517羽の標本を調査し、鳥の体の大きさの指標となる羽根の長さが1.8%~3.6%短くなっていることが確認されました。

 小型化が最も顕著だったのはムナグロオーストラリアムシクイで、その次がYellow-rumped Thornbill(コモントゲハシムシクイ)だったそうです。
 Gardner博士によると環境の変化による栄養摂取の変化が小型化につながったという証拠は見られなかったとのこと。


● ムナグロオーストラリアムシクイ


● コモントゲハシムシクイ

 興味深いことに、今回判明した鳥の小型化はショウジョウバエ科の数種に見られる小型化現象にそっくりだったそうです。
 ショウジョウバエは鳥の餌ともなります。

 「高緯度(南極に近い方)の地域に生息するショウジョウバが、20年前にもっと北(赤道に近い方)に生息していたショウジョウバエの遺伝子構成を持つようになっています。地球温暖化を考えると、理にかなったことです」
とGardner博士は語っています。

  今回の研究結果は最近発表されたソアイヒツジが過去24年間に5%小型化しているという調査結果や魚の平均重量が過去20~30年間に半分も減っていると いう報告などと合わせ、温暖化が動物界に重大な影響を及ぼす可能性があるという科学者たちの見方を裏付けるものとなっています。



 ビデオを(オス)。

Fairy-wren-Variegated.flv
http://s621.photobucket.com/albums/tt293/Muzza9/Perching%20Birds/?action=view&current=Fairy-wren-Variegated.flv&newest=1





[◇]
 もう少しマシな写真を撮りたいと出かけていった。
 これまで2,3回出かけているが、なかなか出会わない。
 今日は幸運にもお会いできた。
 一瞬のこととで、そちらにむけて闇雲にシャッターを切ったのだが、映っていなかった。
 運がないと撮れないようである。
 そのかわりではなんだが、メスの方はビデオまで撮らしてもらった。
 この地を生息域としている「Fairy-wren」すなわち「オーストラリアムシクイ」には、ルリ、ノドグロ、セアカの3種類が図鑑に載っています。
 メスは非常に地味で大きさも同じなので見分けはつきにくいが、この中でも特にわかりやすいのがノドグロのメス。
 他の2種に比べて目の周りが非常に濃い茶色である。











● ノドグロオーストラリイアムシクイのメス
 
 ではビデオを。


● ノドグロオーストラリアムシクイのメス

 そのうち、オスのビデオも撮りたいと思っている。



[◇]
 この鳥、コンデジでは結構難しい。
 やっと2枚写真が撮れた。
 でもビデオはダメ。







[◇]
 ついにビデオが撮れた。












 [鳥誌page] 



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Chestnut-Breasted Cuckoo (クリハラヒメカッコウ)

2010/04/07 記
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● Chestnut-Breasted Cuckoo クリハラヒメカッコウ


 腹がオレンジの鳥がきた。
 カメラを向けたが、4、5枚撮ったら逃げられた。
 腹のオレンジ色だけがいやに目にしみる鳥といった印象である。
 









 図鑑で調べてみたが、ちょっと分からない。
 もしかしたらこの鳥かもとして出てきたのが、「
Chestnut-Breasted Cuckoo」である。
 和名:クリハラヒメカッコウ:栗腹ヒメカッコウ





 Australian Bird より


 図鑑を見てみるとわかるが、北の海岸沿いのわずかな部分にしか生息していない。
 顔が映っているのは1枚だけ。
 拡大してみる。
 映像は悪いが分かることもある。



 特徴を挙げてみると下のようになる。
 クチバシは
普通の形状である。
 目の周りは白かそれに似たリングで囲まれている。
 腹全体がオレンジ色で、背中は灰色である。


● wikipediaより

 ほぼこの鳥だと思うのだが、疑問がないわけではない。
 問題は生息域の狭い
そのような鳥が果たしてQLDとNSWの境界あたりまで勢力を伸ばしてくるだろうか、ということである。
 とりあえずは、この鳥としてリストしておきます。
 もし間違えなら、分かった時点で訂正します。




 [鳥誌page] 




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Little black cormorant (ミナミヒメクロウ)

2010/04/04 記
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●Little black cormorant ミナミヒメクロウ

 クリーク沿いの対岸の木に止まっていた鳥のビデオを撮っていた。
 そこへ突然バシャーと2羽の鳥が水面に舞い降りた。
 目はカメラのスクリーンを見ており、うるさいなカルガモだろう、撮影中の鳥が逃げてしまうではないか、と腹立たしく思った。
 ゆっくりと顔をクリークへ向けると、真っ黒な鳥が水の中にもぐっている。
 カルガモ、とんでもない。
 見知らぬ鳥だ。
 あわてて、しかしゆっくりとカメラをそちらに向けて動画を撮影する。



● 南姫黒鵜?

 たった数秒のビデオ。
 基本になるのは写真。
 カメラを写真モードにしてシャッターを切る。
 が、数枚とったところで逃げられた。
 この鳥、結構用心深い。
 つるんでいる仲間に、ハラジロコビトウ(腹白小人鵜:Little Pied Cormorant)がいるが、こちらはさほどでもないのだが。






















 全姿を見てみる。
 本当に墨を流したように黒い。
 足には水かきがある。
 あたりまえ、水鳥である。



● 「Flickr」より


 図鑑で見てみる。
 砂漠をのぞいてほぼ全域に生息しているようである。



● 「Australian Birds」より


 和名:ミナミヒメクロウ:南媛黒鵜か?
 名前が何ともいい「南媛」だ。
 南媛ミカンというのがあったよナ。
 ちなみに「ヒメ」は勝手「媛」にしただけ。
 もしかしたら「南姫
黒鵜」かもしれない。
 こうなるとさらにいい。
 南半球のお姫さま。
 「色は黒いが、南洋じゃ美人!」
 gagがそうとうに古い。

 Wikipediaには「ヒメウ:姫鵜」が載っている。


 ヒメウ(姫鵜、Phalacrocorax pelagicus)は、動物界脊索動物門鳥綱ペリカン目ウ科ウ属に分類されるウ。
 アメリカ合衆国東部、カナダ東部、日本、ロシア東部の太平洋沿岸に生息。

 これはどうも北半球のみに生息しているようである。
 ということは、南半球に住む「黒姫さま」ということになるか。




 なにしろ目玉がきれい。
 透き通るように蒼い。
 それだけでグーである。

 名前のように「鵜」である。
 あの長良川の鵜飼の鵜と同じである。
 よって、サギのように上から魚を狙うということはない。
 もぐって獲る。

 Wikipediaから


 鵜飼いでは、平底の小船の舳先でかがり火を焚き、光に集まってきた鮎を鵜に飲ませる。
 鵜の喉には紐が巻かれており、ある大きさ以上の鮎は完全に飲み 込むことができなくなっており、鵜匠はそれを吐き出させて漁獲とする。
 紐の巻き加減によって漁獲するアユの大きさを決め、それより小さいアユはウの胃に入 る。


 つまり上の写真でクビの下あたりに紐を巻きつけることになる。


[◇]
 ブルーレン橋の上からエサを獲っている黒鵜を見つけた。
 この鳥、潜水泳法の達鳥。
 一度、もぐると何処に出てくるかわからない。
 カメラマン泣かせの鳥である。


● 50sec


● 30sec





 [鳥誌page] 



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